二見浦、夫婦岩。

鳥羽から電車に乗って二見浦へ。

鳥羽駅の「赤福」のベンチは少し新しい。

二見浦駅のベンチは趣がある。
古くなっても良いものは良いし、新しいものと取り替えられたらつまらないってことだってある。

二見浦の駅舎を出ると広い駐車場があり、通りを渡る手前に鳥居がある。
駅からまっすぐの道が二見輿玉神社へ通じてはいないのだけれど、
ここからの道を参道と呼ぶのだろう。

二見浦の「赤福」のお店は落ち着いていて、設えが素敵だ。

この町は、いつからこの様子なのか。
道が舗装されていなければもっと美しかっただろうと、夢想する。

金田一耕助の泊まる宿のようだ。
下駄の音が聴こえる。

この道を抜けて行こう、と友が言った。

松の道と海。

二見立石浜は、1882年、明治15年に国指定された日本最初の海水浴場なのだとか。

立ち並ぶ古い宿の裏は表よりも素敵で、松の道を歩く。

この町では古くはない建物の旅館。
ロビーで客を迎えるのは賢い2匹。

天照皇大神の天の岩屋の前にアメノウズメ。
アメノウズメは二見輿玉神社に祀られる猿田彦大神の妻なのだとか。
神話はおもしろく興味深いので、その内に読んでみたい。

夫婦岩。
二見輿玉神社にお参りをして身を清めてから伊勢神宮にお参りする。
勉強不足のわたしたちは順番が逆になってしまったけれど。
あの宿の数に納得がいった。
どうしてこのふたつの岩にしめ縄を掛け、夫婦岩としたのか、
最初の最初の本当のところが知りたいなぁ、と思う。

禊橋。
みそぎばし。
みそぎなんてしたら、わたしは消えて無くなるのではないかと不安になる。

ちょうど良い時間だったので、手こね寿司を頂く。

帰り道に覗くと、賢い2匹はお昼寝中だった。

和菓子屋の招き猫。

このだるまは初めて見る。
なんだろう。

二見浦駅は観光地にも関わらず、無人駅だった。
そのことが、とても穏やかな気持ちにさせた。
友は携帯電話でこの土地や駅に纏わることを調べてくれる。
こちらの駅のベンチは美しい。

旅は心許せる友と穏やかに続く。

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