徳島。

飛行機が好きで、空港が好きだ。
何処かへ行く、という気分はとても良い。

二泊三日、徳島へ行って来た。
行って来た、という感じが合っていると思う。
25年ほど前にリゾートホテルでの撮影で徳島を訪れたことがあるけれど、
それは、空港からホテルに入り、ホテルから一歩も出ることなく何日かを過ごし、
またまっすぐ空港へ向かい東京へ帰るというスケジュールだったので、
徳島へ行ったとは言えない。
徳島県の観光を調べると訪れてみたい所は幾つも有り、けれど今回の旅程には徳島県は広過ぎて、
徳島市内を楽しむのみとする。
仕事の合間に少しだけ時間に余裕があり、博物館へ行ったり海を見たり眉山に行ったり、
徳島へ行ったな、と記憶に残すことができた。

博物館の鯨と恐竜と丸瓦。

阿波の青石の海岸で束の間の涼。

街の中心に山が在る。
川が多い。
海も在る。
田畑が在り、緑が濃い。
空は広く、ひたすらに暑い。
街路樹の椰子の木が南国だと思わせる。
植え込みにはハイビスカスの花が咲いている。

眉山からの眺め。
四国三郎と呼ばれる吉野川。

猫神様と言われる王子神社をお参りする。
揃って手を合わせ、逝ってしまった猫たちを憶う。

何は無くても旅は食なのだろう。
徳島餃子は阿波尾鶏を使った鶏肉の餃子。
徳島ラーメンは豚骨に濃い醤油味。
酢橘(すだち)は名産で、これは大好物。
餃子もラーメンも初めての味だった。
酢橘を箱で買って帰る。
以前、徳島出身の知人から、炊きたての白いごはんに酢橘を絞るのがとても美味しいのだと聞いた。
それ以来、わたしの好む食べ方になっているのだが、これは家族には受け入れられなかった。
とても美味しいのに。
東京に戻ってから、高円寺に徳島ラーメンの店があると教えられ、行ってみようという話になっている。

大阪の堺出身で徳島に移り住まれて長い方、生まれも育ちも徳島で奥様がお三味線のお師匠だという方、
徳島を思う方々と触れ合う機会を得た。
仕事の旅であるからこその出会いで、わたし個人では出会うことの無かった人たち。
土地を楽しむことが旅、その土地に住まう人たちと知り合うことも旅であると、改めて思う。

最終日に合流した出版社の方は、47都道府県全てを訪れていると聞き驚いた。
それはとても素敵なことに思え、わたしの目標にしても良いのではないかと、こっそり思った。
目標達成まで、あと14県。
頑張れば達成できる気がする。
楽しくなって来た。

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