秋の終わり、冬が始まる。

都会を歩いていると人の手から生まれた美しいものを目にする。
この輝く美しいものを作ろうと思うに至る経緯が知りたい、と思う。
綺麗だなぁ、と硝子越しに口を開けて見上げるほどのきらきら。
かつてお洒落をして毎日のように歩いた街は、今のわたしには異国のように映る。
そして、とても懐かしい。
今は暮らしの中にない道も、自分に戻る道と思い出す。
10年後も、20年後も、時折は歩きたい道。

33人分のグラスに注がれる乾杯のシャンパン。
楽しい席でしか会わない方の還暦のお祝いに伺った。
いつにも増して満面の笑みに、とても穏やかな心持ちで美味しくお酒も進む夜。

秋田の林檎、青森の林檎、冬の始まりを告げるお裾分けを頂く。
贈り贈られた気持ちも一緒にお裾分け。

野芥子。
ノゲシ。
見る度に可愛いなと思う。

こんな色のドレスが着たい。

友の描く絵の線の細さと色合いの美しさ。
細い細い筆の先で描かれる線。
このまま着物になったら、ワンピースでも、スカートでも、素敵だなと思う。

ピントが合わないこともある。
瓦屋根を見下ろすことなんて滅多にないのに、惜しいことをした。

東京タワーが見えると嬉しい。
東京に越して来てからずっと変わらずに、嬉しい。
見えて嬉しいもの、富士山、東京タワー、エッフェル塔。
名古屋のテレビ塔も。

これぞ秋だった。
櫨紅葉。
櫨の木。
ハゼノキ。

触れてはいけない美しい紅い葉。

何かが起こりそうな空。
遠くの輝く所で何かが。

寒くてもたったか歩く。
たったかたったか元気良く。

LINEで送る
Pocket