今週、お休みさせてください。

 すみません。今、エッセイを書く集中力がゼロです……。
 この夏は本当に公私ともに忙しく、これだけのこと同時にできるはずないよーと泣き言を言いながらも、意外にマルチタスクをこなせている自分に感心したりもしていたのですが、先週ようやく大きな仕事の一つが終わって、これからは少し楽になると思ったら、なんだか大間違いだったようで、まだやらなければいけない仕事は山のようにあるというのに、気分だけが勝手にちょっと抜けてしまったのか、まったく集中力を失ってしまっている自分が、今ここにいるのです。おまけに、大きな仕事が終わった途端によく大風邪をひいて、せっかくの休みを寝たきりで過ごしてしまったりするように、身体が勝手に「もう休んで良いんだよ〜」の信号を出しやがったのか、熱も上がってきていて、さらにぼーっとなってきており、いざ、こうやってキーボードに向かっても、まったく文章を紡ぐことができません。よく「やる気を出すコツは、とにかくやり始めることだ」と言われていて、ホントにそうだなと僕も思うことが多いので、とにかくやり始めればなんとかなる、と画面に向かったわけですが、書きたいことはいっぱいあるのに、情けないことに、ネタ帳を開いても、「あ、これは今日の能力では書けない」「これも無理」と、結局眺めるだけで諦めてしまうことを繰り返す自分がいるのです。
 いや、でも、あんた今文章書いてんじゃん、と思われるかもしれませんが、これ、たぶん文章じゃないんですね。惰性でキーボードを叩いているだけで。でも惰性でも文字を置いていけるんだから、ワープロってすごいなあとも思ったりしますが、原稿用紙と鉛筆ならもう絶対無理です。お手上げです。まともな文章は書けないどころか、ミミズののたくったような判別不能の文字になること必至です。
 それにしても珍しい状態だなあと思います。なんかちょっとゾンビみたい。身体は動くから作業はできる。業務っぽいメールの返事とかはできる。やらなきゃ後で大変になるのわかってるから、こういうことだけは淡々とこなしていく能力はいつの間にか身についているんですね。嫌と感じるエネルギーまで節約して、淡々と省エネ作業。これ、思い当たる方も多いですよね、きっと。家事とかって、楽しい時は楽しいけど面倒くさい時は本当に面倒臭いじゃないですか。でも、仕方がないとなれば、面倒臭いって気持ちを消して淡々と洗濯物たたんだりできるんですよね。これぞ大人の能力だと思う。考えたら、絶対に風邪ひいちゃいけない時にひかないのも、ひとつの大人の能力かもしれないですね。風邪をひかない能力。ここ何年も、風邪をひきかけても本格的にひかずに終わるのは、明らかに、ひいてる場合じゃないからだもんなあ。勝手に身体が免疫を上げて調子を良くするんでしょうね。「病は気から」って案外ウソじゃないと思う。そのツケがどこで来るのか怖い時があるけど。この大人の能力って、どこまで広げられるか、ちょっと興味ありますね。演技も、その良し悪しはあるにしても、ある程度大人の能力でなんとかなる部分がありますね。全然楽しくない日でも楽しい演技はできるし、実際楽しそうに見えるわけだから。常にベストの状態で臨みたい仕事だから、そういうことは極力避けようとするけど、まあ、そういう日もあるにはあります。でも、100%大人の能力でやった演技で人を心から感動させられたら、それはすごいだろうなあ。エッセイも100%大人の能力で名文が書けたらすごいだろうなあ。もしその域にたどり着ける人がいるとしたら、それは天の才じゃなくて、たゆまぬ努力の積み重ねのまたその先なんだろうなあ。
 ということで、天の才のない僕は、なんとか、集中力が無くても身体を動かしていれば自動的にできる作業を今日はやろうと思います。もし、今日のアップを楽しみにしていた方がいらっしゃったら、ホントにごめんなさい。中身のない文章、申し訳ない。でも、ほんのちょっとでも、どこか面白いと感じるところがあってくれたらいいなあ。